手厚いサポートとクイックレスポンスが
上場間際のスピード導入を確実に推進
SBIリーシングサービス株式会社は、2017年4月にSBIグループのオペレーティング・リース事業ファンドの専業者としてSBIグループのSBIマネープラザ株式会社から独立・設立された。
主な事業内容として、航空機・船舶等を対象とした日本型オペレーティング・リース事業ファンドの組成・販売を行っている。
2022年10月に東京証券取引所グロース市場に上場するに際し、マニュアル業務を削減するだけでなく、ミスを減らし内部統制を強化していくという観点で、オプロの「帳票DX」を採用。その導入経緯や効果などについてお話を伺った。
- 【課題】複数ツールによる文書管理と帳票の種類の多さが作成の足枷に
- 【選定】4つのポイントで選定 丁寧なサポートとクイックレスポンスが鍵
- 【運用・評価】帳票作成と管理の効率化を実現 配信方法も一元化
- 【今後】周辺業務との連携や内製化によってさらなる活用を目指す
【課題】複数ツールによる文書管理と帳票の種類の多さが作成の足枷に
SBIリーシングサービスでは、ファンドを購入した投資家を管理する帳票や取引の記録、契約・支払に関する帳票など様々な管理帳票が登場する。
かつては膨大な管理帳票をアナログでファイリングすることが一般的だったが、様々なクラウドサービスが普及するにつれて、顧客や取引先のデータだけではなく、契約管理や資産管理もクラウドで管理する企業が増えている。
SBIリーシングサービスでは、世界No.1のクラウド型CRMであるSalesforceを導入し、契約管理業務を支える基盤として活用していた。また、別の業務では国産のクラウドサービスに加え、スプレッドシートやデータベース管理システムも利用しており、複数のクラウドで顧客情報や契約情報を管理していた。そのため、出力する文章によって異なる仕組みで文書管理を行っている状態で、帳票作成とその管理に多くの時間とリソースが割かれていた。また、帳票の種類が多岐にわたり、それぞれの帳票作成に特有の手間が発生していた。
そんな時にセールスフォース・ジャパン社の営業担当から紹介されたサービスが「帳票DX」だった。
【選定】4つのポイントで選定 丁寧なサポートとクイックレスポンスが鍵
Salesforceと連携できる帳票サービスはいくつも存在している。SBIリーシングサービスが必要としている帳票条件を満たすサービスは複数あったが、今回は4つのポイントで選定を行った。
1. 既存のPDF帳票を取り込んで帳票テンプレ―トとして利用できること
2. Salesforceと国産クラウドサービスの両方から出力できる帳票プラットフォームであること
3. Salesforce上に作成された帳票を添付できること
4. 利用にあたっての親身なサポートが提供されること
導入判断前のトライアルや、導入決定後の支援において、オプロのカスタマーサクセスチームによる丁寧なサポートや、営業担当のクイックレスポンスが安心感に繋がり、帳票DXの採用を決定したとのことだ。
【運用・評価】帳票作成と管理の効率化を実現 配信方法も一元化
「帳票DX」の導入により、SBIリーシングサービスでは帳票作成と管理の効率化を実現した。帳票の種類に関わらず一元的に管理できるようになり、帳票作成の手間が大幅に削減された。
また、帳票の配信方法も「帳票DX」を通じて一元管理することが可能となり、その管理の複雑さが解消された。さらに、帳票デザインツールの提供により、現場の要求に迅速かつ柔軟に対応することが可能となった。
【今後】周辺業務との連携や内製化によってさらなる活用を目指す
SBIリーシングサービスでは、今後も「帳票DX」の更なる活用を進めていく予定だという。特に、帳票と周辺業務の連携による業務の自動化を更に進め、業務効率化を図ることが期待されている。また、「帳票DX」の持つ多用な機能を活用し、新たなビジネスチャンスを創出することも視野に入れている。さらに、帳票デザインツールを活用し、現場の要求に即した帳票作成を可能とすることで、業務の迅速化と柔軟性の向上を図ることを目指している。