株式会社寺岡精工様 導入事例

基幹ERPシステム構築に積極活用。

グループ企業との基幹ERPシステム構築に、
Webサービス指向のOPRO X Server Professional Edition を積極活用。
来る「内部統制」や「e文書法」への対応にも備える。

株式会社寺岡精工(以下、寺岡精工)は日本初のダイヤル式はかり(寺岡式敏感秤)を開発した、日本が世界に誇るモノ作り企業の1つです。その寺岡精工が、2002年から取り組んでいるのが、販売代理店からの在庫確認と受発注を自動化し、迅速化する代理店支援システムの構築です。XMLをインターフェイスに使ったWebサービスを活用して、複数企業が基幹ERPシステムを共用する先進的な試みの中で、帳票の作成、出力と履歴管理の面で欠かせない役割を果たしているのがオプロの提供するWebサービス指向の帳票ソリューションです。その導入の意義と役割について、情報システム部二課の長野和光氏に聞きました。

 

手受発注作業を迅速化しシステム投資のムダを省く

-今回、構築された共用の基幹ERPシステムの話に入る前に、そのいわば原点になった代理店支援システムについて、どのようなものかご説明いただけますか?

当社の中で「Sales Force Integration」と呼んでいるシステムです。これは販売見込管理、受注、出荷、請求という一連の営業活動をインテグレーションするものです。当社の直販の営業所がこの一連の流れを処理するのですが、当社では、主な代理店8社が、Webベースで利用できる発注システムを利用していました。このシステムでは、それまでFaxにて行っていた発注処理をWebに移行することにより、弊社受注窓口での受注入力の手間を削減できます。また代理店で入力した情報を生産工場で確認することもできます。ERPのデータを定期的に更新しているので、代理店側では製品ごとの在庫や出荷情報をほぼリアルタイムに確認することができ、発注実績、出荷実績のダウンロードもできるようになっています。この発注システムを拡張し、当社に設置した、国内代理店とつながるERPとのインターフェイスにすることになりました。このプロジェクトは2005年の夏に始まり、この7月から稼動を始めました。

-ERPパッケージは、どこの製品を使っているのですか?

オランダ製のExactというパッケージを使っています。Exactは、データベースの内容が公開されていて、XMLを使用して容易に他のシステムとの連携ができます。当社のように、これから社外のグループ企業とシステム的な連携を深めようという場合、ERPパッケージのインターフェイスはXML指向が強く、他社のどんなシステムにも対応できる柔軟性、拡張性を持っている必要があります。Exactはこの条件に合致しており、次代の基幹ERPを、このパッケージに統一することにしました。主要代理店は、独自にERPを使っている会社もありましたし、経理など必要な機能ごとに、各種のパッケージを組み合わせて使っている会社などもあって、システム構成はバラバラでした。しかし今後、それぞれの会社がバージョンアップなどで別々に経費をかけるのはムダが多い。Webサービスというテクノロジーを使ってインターネット経由で同じシステムを共有すれば、コストを大きく抑えられるはずです。このような思想でこのプロジェクトは始まり、第1弾として、主要8社のうち2社の基幹システムを、当社に収容したサーバーのERPパッケージに移行し、運用を始めました。

 

Webサービス指向の開発コンセプトを高く評価

-基幹ERPシステムを構築する際に、オプロのOPRO X Server Professional Editionを採用したねらいは何ですか?

7月から稼動している代理店支援システムは、ERPのインターフェイスとして利用しています。ERPは機能が豊富な分、入力のインターフェイスが煩雑になりがちです。必要な入力項目だけをWebのフォームに表示して、ユーザーの入力作業を軽減させようという目的があります。もう一つのインターフェイスとして、出力も挙げられます。Exactに限らず、海外のERPパッケージでは標準で出力できる帳票類のデザインに限界があり、これをカスタマイズしようとすると、たくさんの手間とコストがかかったりすることもよくあります。そこで、新しい共用の基幹ERPシステムでは、追加の帳票ソリューションとしてオプロのOPRO X Server Professional Editionを導入しました。OPRO X Server Professional EditionはExactから帳票データを取得し、代理店支援システムからの出力指示を受けて、WebブラウザにPDFファイルを返します。PDFファイルなので、クライアントはそのまま印刷したり、メールに添付をして発注処理をしたりすることができます。また、基本的にインターフェイスの部分がWebサービス指向になっていて、他社帳票ツールと比較しても導入の際に追加のパーツやアプリケーションがいらず、使い勝手もシンプルなため、当社で開発したWebアプリケーションとの相性が最も良いと考えました。実際につないでみたところ、スムーズにファイルの取得をすることができました。また、帳票の書式を、比較的簡単なスキルで、自由にデザインできるという点に関しては、当社内での期待が大きかった。というのは、当社が大手の取引先向けに紙で出力し、郵送している請求書のデザインと出力にも、OPRO X Server Professional Editionを使いたかったからです。

-大手企業の場合は、決まった書式の請求書でないと受け取らないという商慣行が続いているようですね。

取引先ごとに決まった書式が必要な請求書などを、当社では専用伝票と呼んでいます。専用伝票は、請求関連の業務を行う業務センターという部署が一括して取り扱っていますが、現在のシステムでは、アクセスで帳票データを基幹システムから読み出し、それをエクセルのフォーマットに展開して、形を整えるという面倒な作業を行っていました。エクセルでは表現に限界があるので、どうしても作れないものについては手書きでの対応も残っています。今回、OPRO X Server Professional Editionのデザイン機能を使って、いま100種類もある専用伝票のフォーマットを最初に作ってしまえば、こうした伝票の作成作業も従来よりずっと楽になります。伝票番号を入れればその帳票フォーマットが出てきますし、請求のデータもクリックだけで自動的にフォーマットに入力することができます。

代理店支援システムと帳票原本の電子管理

 

履歴管理機能を活用し問い合わせに素速く対応

-OPRO X Server製品ラインナップの中からProfessional Editionを選ばれたのは、帳票の履歴管理が目的だそうですね。

もともと業務センターからは、請求書の履歴管理ができるソリューションが欲しいという要請が来ていました。というのも、取引先から毎月100件も問い合わせが入ってきていた。何月頃に頼んだ、あの製品の請求書のこの項目がおかしいと思うんだけれど、といった問い合わせが入ると、請求書のデータを検索しなければなりません。当社では、日常の情報共有、情報管理はノーツで行っていますので、業務センターでも、ノーツの添付ファイルとして、請求書のデータを保存しています。ですからExcelに展開したデータも一旦保存し、そのデータをノーツの文書に添付するという作業が発生します。OPRO X ServerのProfessional Editionならば、請求書を出力したり、PDFで送付するという作業を行うだけで、添付ファイルを登録するような手間もかからず、履歴管理ができ、検索機能も非常に優れているということがわかったので、躊躇なくProfessional Editionを選んだのです。

 

「内部統制」や「e文書法」も視野に置いた選択

-履歴管理の応用として、「日本版SOX法」(2008年4月から適用予定)で重視されている企業の「内部統制」ですとか、「e文書法」(2005年4月施行)への対応も、視野に置かれていたのではと思いますが。

当社では、「日本版SOX法」や「e文書法」に対応した社内システムを整備するかどうかはまだ検討中の段階ですが、ノーツにエクセルのファイルを添付して保存しているだけというのは、少し問題があると思っています。ファイルの更新日時は、パソコン端末のローカルの日時しか記録されていませんし、容易に変更したりすることも可能です。OPRO X Server Professional Editionで請求書のデータを作成すると、その記録がサーバの履歴として一元管理できるので、この点に関して非常にメリットを感じています。

株式会社寺岡精工のWebサイト:http://www.teraokaseiko.com/

「はかりの寺岡」として発展を続け、近年は大手スーパーなどの流通関連企業を主な顧客として、電子はかりを始め電子計量値付システム、POSシステム、店舗総合情報管理システム、浄水システムを販売するなど、事業分野を着々と拡大しています。

取材日:2006年7月20日
※この使用感がすべてのお客様で実感できることを保証するものではありません。

対応プロダクト

  • OPRO X Server
  • lesmo PDF
 

 

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