株式会社オプロ

サークレイス株式会社

業種: 「IT」
業務: 「デジタルプラットフォーム事業」
製品: 「ソアスク」

Excel管理を脱却してデータドリブン経営を実現!
契約ごとの柔軟な対応でSaaS事業の拡大に安心感

Excel管理を脱却してデータドリブン経営を実現!契約ごとの柔軟な対応でSaaS事業の拡大に安心感

Circlace®を代表とするSaaS製品を活用したDXプラットフォーム事業やSalesforceを軸に据えたDX推進コンサルティングを手掛けるサークレイス株式会社。2022年4月12日に東京証券取引所グロース市場への上場を果たし、プラットフォームサービス事業全体の拡大を目指していく中で、特にSaaS製品群の販売管理においてExcel管理から脱却しデータドリブンの経営戦略を実現すべく、オプロのサブスク管理サービス「ソアスク」を採用した。
ソアスク採用の決め手や導入後の効果について、サークレイス株式会社 代表取締役社長 佐藤潤(さとう じゅん)氏にお話を伺った。

記事の要約
  • 【課題】経営戦略のネックとなっていたMRRの可視化
  • 【選定】自社開発の落とし穴、決め手はSalesforceとの親和性と売上予測
  • 【効果】「以前とは比べ物にならないくらい良い」と安心の声も
  • 【今後】直販にもパートナー販売にも対応可能、全事業でソアスク活用を広めたい

サークレイス株式会社について教えてください。

人材派遣の株式会社パソナとTquila International PTE Ltd.(テキーラインターナショナル)の合弁会社として設立された株式会社パソナテキーラが、2020年にサークレイス株式会社へ社名変更いたしました。
パソナにおけるSalesforce導入プロジェクトが開始された当初、日本国内にSalesforceの技術者の絶対数が少なかったため、なかなかプロジェクトを進めることができなかった経緯がありました。そこで、Salesforce技術者を育成しサービスとして提供すれば多くのお客様に貢献できるのではないか、という考えでパソナテキーラの設立に至りました。
そして設立間も無くSalesforce社の出資を受け3社の合弁というかたちでスタートしました。
設立当初はSalesforceビジネス専業で、Salesforceサービスにおけるコンサルティング、システム導入、保守運用サービスや定着化を強みに成長してきました。
現在はCirclace®やAGAVE(アガベ)など、SaaS製品の開発や販売などにまで事業の幅を拡げるのと同時に弊社自身がDXを実現させ、プラットフォームサービス事業全体の拡大を目指しています。

さらにTableau、Anaplanといったプランニング系、BI系のビジネスも手がけており、お客様のDXをトータルで支援するという体制で活動しております。事業はコンサルティングサービス、プラットフォームサービスの大きく2つに分かれており、特にプラットフォームサービス事業におけるSaaS製品は力を入れて拡大していきたいと考えております。

プラットフォームサービスの中でもSaaS製品の拡販に注力されているとのことですが、サブスク事業、DX事業は貴社ビジネス全体の中でどういった位置付けになるのでしょうか?

お客様向けにSaaS製品を提供しておりますが、我々自身もユーザーです。製品を積極的に活用することで、派遣やコンサルティングをDX化しサービス提供することを促進しております。まさに弊社ビジネスでは中心的な位置付けですね。

【課題】
このたび貴社にソアスクをご導入いただきました。
SaaS関連事業はこれから力を入れて拡大されていく、いわば成長初期段階とのことですが、こうした早い段階でシステム投資のご判断をされた経緯を教えていただけますか?

SaaS関連事業は全体の売上からの比率はまだまだ小さいのですが契約数は数十あり、今後も増加が見込まれます。実はSaaS関連事業のみExcelでしか管理ができず、MRR(Monthly Recurring Revenue)のデータを即時に可視化できなかったため、非常に困っておりました。
Excel管理は人的ミスが起こりやすいですし、上場企業としてより、フォーキャストの精度を高める必要があります。そこでサブスク管理ができるソアスクの導入を検討し、今に至ります。

【選定】
ソアスク以外にもさまざまな管理パッケージを検討したり、自社開発をするというような選択肢もありますが、ソアスクを選定いただいた理由をお聞かせいただけますか?

弊社はSalesforceを導入しており、もちろん自社開発でMRRの可視化を試みたこともあります。しかし自社開発の場合メンテナンスのコストも発生するので、そういった観点でパッケージを検討しました。
いくつかのパッケージを検討しましたが「Salesforceとの親和性」が重要なポイントでした。受注まではSalesforceで管理できます。その後の販売管理や入金管理、そしてフォーキャストが正しく可視化できることが求められました。ソアスクは以前から存じ上げていましたが、改めて検討し決定させていただきました。

【効果】
ソアスク導入後、ビフォーアフターの変化はいかがでしょうか?

まず経営層の立場として感じた変化についてです。データ・ドリブン経営の中でSaaS事業だけ可視化と判断のタイミングが他の事業とずれてしまっていたのですが、ソアスク導入により経営に必要な指標をタイムリーに見ることができるようになりました。非常に安心感があり助かっています。

それから事業部の観点です。カスタマーサクセスチームも契約管理をExcelで行なっておりました。それらをダッシュボードで確認できるようになり、契約更新のタイミングなどが可視化され、マネージャーも担当者も安心感を持って業務を遂行できるようになりました。

もちろん営業やバックオフィスでも同じことが言えます。見積もりなども使い勝手がよくなり「比べ物にならないくらい効率的になった」という声を聞いています。請求書についても一気通貫で自動的に発行できるので、本当に大きな効率化につながっています。

【今後】
今後のサブスク事業、DX事業の成長戦略やサービス戦略などをお聞かせください。

弊社のSaaS製品には3つのラインナップがありそれぞれが独立したサービスになっています。本日は2つについてお話しさせていただきます。
ひとつは「AGAVE(アガベ)」という海外駐在向けのプロジェクト管理サービスです。こちらのビジネスモデルはパートナービジネスです。パートナーがAGAVEを利用して付帯サービスを展開されています。たとえば経費精算のBPOサービス、引越しサービス、税務書類サービスなど、複数のパートナーが共有しながらサービス展開するというモデルになってきています。弊社では販路拡大としてパートナー様を増やしていますが、当然それぞれ契約内容が異なります。そこでソアスクが登場します。ソアスクは柔軟にプライシングを設計できますので、安心感を持ってパートナーを増やすことができます。

もうひとつのサービスは「Circlace®」です。弊社は長らく人材派遣というビジネスモデルでSalesforce技術者を派遣してまいりました。現在は、我々自身もDX化すべく自社開発をしたプラットフォーム「Circlace®」を製品化し、人材派遣からオンラインでのコンサルティングサービス事業にシフトしています。
「Circlace®」のビジネスモデルは直販です。まだ新しいサービスですがさまざまなプライシングのプランがあります。常に新機能の開発を行なっており、機能追加におけるプライシングの見直しも併せて検討していく必要があるので、ソアスクのプライシング設計機能が必要です。
これにより、幅を持ったサービス提供ができるので積極的にサービス企画を作成しているところです。

さいごにオプロやソアスクへのご要望ご期待をぜひお聞かせください。

いまは主にSaaS事業においてソアスクを活用しておりますが、ソアスク活用の場を全事業に広げる計画があります。コンサルティングサービスをはじめ派遣なども見積もりから請求までのプロセスを中心に再構築しようと考えております。

SaaSとミックスして我々の新たなマネージドサービスであるBPOサービスもリリースを始めております。こういった新サービスにもソアスクは対応できると考えています。どんどん活用の場を広げていきたいですね。

非常に貴重なお話を沢山お聞かせいただき、身が引き締まる思いでございます。オプロもソアスクも少しでも成長させていって少しでもサークレイス様のビジネスに貢献できればと思っております。
本日は長時間ありがとうございました。

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